子供宛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 13:39 UTC 版)
とつとりのこと よるひる二ひやく日 こらえ候ひゃう(ろう)つきはて候まま 我ら一人御ようにたちおのおのをたすけ申し 一門の名をあげ候そのしあわせものがたりおきゝあるべく候 かしこ 天正九年十月二十五日 つね家 花押 あちやこ 申し給へ かめしゆ まいる かめ五 とく五 原文は、子どもたちが読めるようにと仮名書きが目立つが、「ひゃうろう(兵糧)」と書くべきところに脱字がある。死を前にした経家の心境を生々しく伝える。現代語訳では「鳥取の事、夜昼二百日、こらえたが兵糧が尽き果てた。そこで我ら一人がご用に立ち、みんなを助けて、吉川一門の名をあげた。その幸せな物語を聞いてほしい」となる。
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