子供たちの政界進出をかけて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:12 UTC 版)
「ジョセフ・P・ケネディ」の記事における「子供たちの政界進出をかけて」の解説
自身の政治家生命が絶たれたあと、ジョーの望みは息子たちをアメリカ大統領の座につかせることだった。そのため、ジョーは戦後、自分は表に出ずに陰から息子たちをバックアップするようになった。ジョーは大使時代の失態や相場師としての悪評、密輸ビジネス、マフィアとの関係、ルーズベルト大統領への批判、マッカーシー議員との親密さなどジャックの大統領選挙活動にとってマイナスになることが多すぎたため、裏に隠れざるを得なかった。 しかし、ジャックの大統領選挙活動もあって実際に中心にいるのがジョーであることは誰の眼にも明らかだった。ジョーは選挙資金を出すだけでなく、メディアの利用の仕方、政治家たちとの駆け引き、裏社会との交渉、自己イメージの演出法など己の人生で得た知識のすべてをジャックに叩き込んだ。大統領を目指すジャックにとって父親は最強のブレーンであり、サポーターであった。 1961年1月20日、ジョン・F・ケネディは第35代アメリカ合衆国大統領に就任。弟のボビーは司法長官として入閣した。しかし、ジョーがフィクサーとしてアメリカ合衆国を自らの手でコントロールできる喜びに浸れたのもつかの間だった。
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