奥多摩地底湖行方不明事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:07 UTC 版)
「岡山地底湖行方不明事故」の記事における「奥多摩地底湖行方不明事故」の解説
1986年(昭和61年)10月26日、上智大学ダイビングクラブの会員ら6人が、東京都西多摩郡奥多摩町氷川の鍾乳洞、通称「聖穴(ひじりあな)」に午前10時半頃入洞し、その内4人が酸素ボンベを装備して洞内の二つの地底湖の探検をしていた。午後3時頃に4年生の男子学生(当時22歳)が4人の先頭に立って入口から約60 mの地点にある、水深15 mの第二地底湖に潜ったところ、20分経っても出てこなかった。その後、4日間捜索が行われたが、洞窟が狭く入り組んでいること、水中の視界が悪いことから、発見されずに打ち切られた。 2011年(平成23年)10月頃になって、地底湖に潜水していたダイバーが、ウェットスーツを着た白骨死体を発見。通報を受けた警視庁も水中で死体を確認したが、岩に引っ掛かっており、地形も入り組んでいるため引き揚げが難しい状況だった。11月13日になってようやく警視庁の捜査員が引き揚げ、調査の結果、DNAが一致したことから25年前に行方不明になった上智大生であると確認された。
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