太地町の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 19:58 UTC 版)
太地町長の三軒一高町長は電話取材にで、「映画は事実に基づいていない。表現の自由はあるが、一方でルールや漁師の人権もあるんじゃないか。上映は残念」と発言している。 太地町漁協の幹部は「イルカ漁への誤解が広がるのは心配だが、上映される以上は正確な理解を求めていきたい」と複雑な心情。ただ、一部団体による映画館への抗議については「主張が違う。(同じように上映中止を求めてはいても)全く別の立場だ」と述べている。また、別の組合員は「漁協は金もなく人もいないから、映画に反論する手段がない。普段通りに生活しているだけなのに…。太地町は力のある映画や団体に揺さぶられている」と述べた。 漁業協同組合(漁協)関係者からは途中でさもイルカ漁の撮影を「妨害」しているような風に描かれていることについて遺憾であるとしている。 漁協の弁護士は、この映画には「漁師をジャパニーズマフィアと表現したり、漁を隠蔽していると説明したり、明らかな事実誤認がある」としている。 アカデミー賞を受賞したことを受け、太地町関係者は「嘘を事実のように描いた映画が受賞するのは遺憾」「アカデミー賞も地に落ちたね」「我々は海の恵みに感謝している」と述べている。
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