天羽家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 05:07 UTC 版)
天羽忠 天羽家の三男(実質的には次男)。日系二世。日本の大学に在籍中に日米開戦し、日本軍に徴兵される。フィリピンの戦場で誤って兄・天羽賢治に撃たれるが、捕虜として救命される。誤射とはいえ兄に狙撃され自暴自棄になった忠は日本へ帰国し、敗戦後の混乱に乗じて闇市で暗躍し財をなす。 実在の人物であるフランク・カツトシ・フクハラ(福原克利)をモデルにしている。 天羽勇(サム) 天羽家の四男(実質的には三男)。日系二世。日系人が収容されたマンザナール強制収容所で米軍への志願を決意し、戦地に赴く。ヨーロッパ戦線で戦死する。 天羽春子 天羽家の長女で末娘。 天羽乙七 賢治ら兄弟の父親。19歳のときに一念発起し、郷里の鹿児島から移民として渡米。日系人に対する過酷な境遇に耐え、ロスアンゼルスのリトルトーキョーでアモウランドリーを経営するも、日米開戦によって全てを没収され、収容所に送られる。 天羽テル 賢治ら兄弟の母親(4男1女を儲けているが、最初の子どもである賢一が5か月で死亡したため、実際に育て上げたのは4人である)。頑固な乙七を献身的に支える。 天羽賢一 天羽家の長男。乙七とテルの最初の子どもだが、生後5か月で窒息死した。
※この「天羽家」の解説は、「二つの祖国」の解説の一部です。
「天羽家」を含む「二つの祖国」の記事については、「二つの祖国」の概要を参照ください。
- 天羽家のページへのリンク