天羅万象・零
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/02 13:57 UTC 版)
1999年にエンターブレインより発売。 天羅万象の第二版であり、「気合」周りのルールが大幅に改革された。ロールプレイの評価をGMだけでなくプレイヤーもできるようにしたことや、気合ポイントの管理が簡易化されたことなどが特徴で、初代の天羅万象よりもはるかに高速なプレイが実現するようになった。 『零』では良いロールプレイをしたと評価するのはGMだけでなく「裁定者」と呼ばれる人物も可能である。裁定者はプレイヤーが持ち回りで担当し、シナリオの「シーン」が切り替わるたびに別の人に交代される。GMもしくは裁定者が、あるプレイヤーに対して「良いロールプレイをした」と評価すると、そのプレイヤーに対して「合気チット」と呼ばれる厚紙の紙片を渡すことができる。ゲームに参加するプレイヤーはこの合気チットをためていくことがゲームの主目的となる。合気チットはそれだけではほとんど何の役にもたたないが、ストーリー上の節目節目におとずれる「幕間」と呼ばれる特別なシーンにおいて、合気チットをもっているプレイヤーは全員行為判定を行える。その判定の結果と所持している合気チットの枚数により、気合ポイントをどれだけ得られるかが決定される。このようなルールによって、気合ポイントを得るための行為判定でゲームの流れが中断されることをほぼなくすことに成功した。 関連書籍 天羅万象・零 (基本ルールブック。B5版) 天上天下 (サプリメント) 天羅万象・零 仇殺の戦場 (小説。ファミ通文庫) 天羅万象・零 スーパーシナリオサポート Vol1~6 (シナリオ集。B5版)
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