大阪市立大学との統合構想
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「大阪府立大学」の記事における「大阪市立大学との統合構想」の解説
大阪府知事や大阪市長らをメンバーとする大阪府市統合本部において、大阪市立大学との統合が議論されており、2013年1月、外部有識者からなる「大阪府市新大学構想会議」が「新大学構想〈提言〉」を出した。提言によると、両大学を取り巻く現状について、国際的な大学間競争が激化する中で、両大学とも規模も小さく、このままでは埋没しかねないと指摘している。そして、市立大の工学部と府立大の工学域など、両大学で重複する分野を見直し、今後集中すべき分野や補強が必要な分野に人的資源を再配分することも必要だとしている。新大学は、文学部、法学部、商学部、経済学部、理学部、地球未来理工学部、獣医学部、看護学部、医学部、工学域、生命環境科学域、現代システム科学域、人間科学域、都市経営研究科で構成される構想である。学生数を単純合計すると、全国の公立大学で最大規模となる。 当初は2016年度の統合を目指していたが、2014年4月25日、延期が発表された。 その後、2015年2月に両大学間で『「新・公立大学」大阪モデル(基本構想)』が取りまとめられた。2017年4月1日に両大学の法人統合に向けた「新法人設立準備室」を設置。両大学の運営法人を2019年4月に統一する関連議案が大阪府議会で2017年11月8日に可決、大阪市議会でも2018年2月23日に可決された。2019年4月1日、両法人の統合により新しく公立大学法人大阪が発足した。2020年6月26日、新大学の名称が「大阪公立大学」に決定した。
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