大演習線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 09:11 UTC 版)
下志津線の概要欄で前述した大演習線で、軽便鉄道の戦術的運用目標である路線長45kmの急速構築運用を実現する訓練をした構築とされる。下志津線の延伸にあたるこの軌道は、1913(大正2)年に行われた鉄道連隊大演習時の臨時敷設軌道で、軍用軌道としてはすぐ翌年の1914(大正3)年に廃止された。四街道-八街は演習終了後にすぐ撤去されたため存在は短期間で、空中写真は存在しないうえ官製地図にも記載されず、軌道の位置が不明である。八街-三里塚は払下げ後に県営鉄道の八街線として運用されたが、後に八街飛行場を新設時の昭和14年に航空機運用障害防止のため廃止されている。 路線四街道-三里塚(45km以上) 施工1913(大正02)年(鉄道連隊、同連隊分駐第三大隊) 運用鉄道連隊、同連隊分駐第三大隊(演習時の臨時便) 沿線演習線構築と臨時便運用時の人員貨物需要や創設で関係した陸軍施設 順序は下志津線から軍用三里塚駅下志津飛行場<管理施設範囲> 現・陸上自衛隊下志津駐屯地 八街飛行場(演習線廃止後の県営鉄道時) 現・住宅地 鉄道連隊分駐第三大隊<営>(三里塚に臨時分駐時) 現・住宅地 備考三里塚に臨時分駐当時の鉄道連隊第三大隊<営>の営門は、後年に三里塚小学校に移設され現存する。
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