大日本帝国陸軍のたんかとは? わかりやすく解説

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大日本帝国陸軍のたんか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 02:20 UTC 版)

ストレッチャー」の記事における「大日本帝国陸軍のたんか」の解説

大日本帝国陸軍のたんかは四三年式たんか、三五年式たんか、吊たんか、安南たんかなど数種類である。いずれも組立式で、格納携行便利なようにできている。これらのほかに最寄り材料応用急造することもある。 四三年式たんかは、総重量 4.3 kg 、床(とこ)1個、轅(ながえ)、横帯紐おびひも)2個および負紐(おいひも)2個からなる。床は矩形ズック製で、両長辺は轅を通すために長く管状で、裏面両端近くにはそれぞれ1条力帯があり、患者車で吊るための吊環力帯両端にある。 一端関節があり、轅の牝にはまる。負紐の両端管状でこれに柄を通す。 運搬者はたんかの両端にいて、負紐を肩にかけ、柄を両手提げて搬送する運搬最少前後2人で可能であるが、長距離には堪えぬために4人で提送または担送される。四三年式たんかが戦時平時ともに最も多く使用される三五年式たんかもおおむねこれと同様の構造である。 吊たんかは総重量 19.4 kg四三年式たんかの負紐の代わりに弾力性のある吊金(つりがね)を用いたもので、これに鉄棒1本が附属し、両端前後2人担いで運搬する。この式は被運搬者の全身をおおう日覆赤十字章が付される)、息杖いきづえ)が附属する。 吊たんかは患者車の動揺に耐えがたい頭蓋胸部腹部臓腑負傷した者、脊柱大腿骨折などの重傷者を搬ぶのに用いられる安南たんかは吊たんかに類似し2人で肩で担う。天幕状の日覆赤十字章が付される)が付せられる。

※この「大日本帝国陸軍のたんか」の解説は、「ストレッチャー」の解説の一部です。
「大日本帝国陸軍のたんか」を含む「ストレッチャー」の記事については、「ストレッチャー」の概要を参照ください。

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