大学都市としての側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 23:35 UTC 版)
「オウロ・プレット」の記事における「大学都市としての側面」の解説
現在のオウロ・プレットは活発な学生たちを抱える大学都市としても知られる。 オウロ・プレット連邦大学は約10,000人(2010年現在)の学生を有し、その多くは「ヘプブリカ (república) 」と呼ばれる共同学生宿舎に住んでいる。この下宿は大学側が提供するもの、民間のもの、合わせて300を超える。ポルトガル語で "república" という単語は通常「共和国」の意で用いられるが、オウロ・プレットの例に限らず、「(学生の)下宿」という意味も持つ。とくにオウロ・プレットの学生自治の色合いの濃いヘプブリカにおいては他と異なる文化があり、各ヘプブリカが独自の伝統と風習を持つ。新入生は当初「ビッショス(bixos:「動物」「虫けら」の意。この表記は移民方言であり、本来の発音はビショスに近い[要出典])」とされ、「戦い」と呼ばれる見習い期間を経ないと先輩たちから同居者として認められない、という所もある。オウロ・プレットのこの下宿制度はブラジルの大学としてはユニークなもので、おそらくコインブラ大学など、ポルトガルの大学の伝統から来ているものと考えられている。この大学は、鉱産高等学府(Escola Superior de Minas)を元祖として発達した。現在でも地質学、採掘学はブラジル最高級の水準を誇る。この大学が発行する鉱産学雑誌(REM-Revista Escola de Minas)はブラジルでもっとも伝統ある地質学、鉱物学の学術雑誌であり、この分野でブラジル唯一のThomson Reiter(ISI)に登録されている国際誌である。
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