大和楽成立の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:27 UTC 版)
大和楽の創設者である大倉喜七郎は、大倉財閥の2代目総帥であり、美術、邦楽、舞踊、ゴルフ、囲碁など多趣味な人物であった。またそういった芸術家の援助も積極的に行った。 その大倉が大正から昭和にかけて、「今までになかった全く新しい日本音楽」を創るために各界より超一流の名士を集めて新しい音楽を創作したものである。大和楽は、大倉によって「日本の伝統音楽のうちに秘められた精髄を取り出し、それに現代的な発声の衣を纏わせて人々に愛唱される曲の形式を創出しようと試みる楽派」と定義され、1933年(昭和8年)に創設された。 大倉自身も大倉聴松を名乗り、大和楽の作詞、作曲、演奏の全てを行い、その発展に尽くした。
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