大動脈バルーンパンピングとは? わかりやすく解説

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大動脈バルーンパンピング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 22:41 UTC 版)

大動脈バルーンパンピング(Intra Aortic Balloon Pumping; IABP)とは、心臓の機能が低下し、自らの心臓で血液を全身に送ることができない状態(急性心筋梗塞など)に対する治療法。IABPバルーンカテーテルを大腿動脈から挿入し、胸部下行大動脈に留置し、動脈圧または心電図に同期させてバルーンをヘリウムガスで収縮・膨張させることにより心臓の圧補助を行う補助循環装置である[1]。これにより、心室の後負荷が減少し、心筋酸素消費量を減少させる[2]

IABPによる補助循環は圧補助と呼ばれており、流量補助としての効果は1分あたり0.8リットル[3]で、高度のショック状態や心停止においてはIABP単独での循環補助は十分ではなく、PCPS、LVADIMPELLAの適応となる[4]

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