大分3号【オオイタ3ゴウ】(食用作物)
登録番号 | 第5308号 | |
登録年月日 | 1997年 1月 30日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 大分3号 よみ:オオイタ3ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 1月 31日 | |
品種登録者の名称 | 大分県 | |
品種登録者の住所 | 大分県大分市大手町3丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 安部欣司 齊藤清男 白石真貴夫 大友孝憲 永元良知 吉良知彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「農林22号」の葯培養よる再分化個体から選抜して育成された固定品種であり,育成地(大分県宇佐市)における成熟期は早生の晩の暖地の中山間地栽培に適する水稲,粳種である。 草型は穂重型,稈長はやや長,稈の細太は太,剛柔は中,止葉の直立程度は中,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長,穂数はやや少,粒着密度はやや密,穎色は黄白,ふ先色は黄白~黄,芒の多少は極少である。玄米の形はやや細長,大小は中,粒重はやや小,見かけの品質は上の下,光沢は中,腹白の多少は少である。育成地における出穂期及び成熟期は早生の晩,穂発芽性はやや易,耐倒伏性は中,脱粒性は難,収量は中である。穂いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱,葉いもちほ場抵抗性は中である。 「農林22号」と比較して,稈長が短いこと,芒が少ないこと,耐倒伏性が強いこと等で,「クジュウ」と比較して,草型が穂重型であること,芒が少ないこと,玄米の形がやや細長であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,大分県農業技術センター(宇佐市)において,昭和63年に「農林22号」の葯培養を行い,再分化個体の中で自然倍加をした個体から生産力検定,特性検定試験等を行いながら選抜し,平成5年に目的とする形質を有する系統を選抜して育成を完了したものである。 |
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