観血的療法
外科的療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 15:00 UTC 版)
外科的療法を選択した場合、切除の範囲は臨床型、浸潤の深さ、周囲組織への進展により切除範囲が異なり、その範囲によって舌部分切除術、舌可動部半側切除術、舌可動部(亜)全摘術、舌半側切除術、舌(亜)全摘術に分類される。切除部分が大きさにより、皮弁や筋皮弁による再建術が行われ、下顎骨や口腔底に進展している場合には下顎骨辺縁切除術や下顎骨区域切除術が行われ、血管柄付き遊離皮弁などにより顎骨再建が行われる。頸部リンパ節転移がある場合、治療的頸部郭清術を行う。頸部リンパ節転移を認めない場合に、予防的な頸部郭清術を行うか、頸部リンパ節に後発転移が認められた際に手術を行うかは意見がわかれており、行わない医療機関が多いが、術野に頸部が含まれるときには行われる。術前・術後に放射線療法、化学療法やその併用が組み合わされることもある。治療後は、摂食・嚥下・発語等の機能が低下するため、医師、歯科医師、言語聴覚士、歯科衛生士、看護師らにより、リハビリテーションが行われる。
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