外断熱工法の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 09:18 UTC 版)
外断熱工法には大別して2種類の工法がある。 湿式工法 コンクリート躯体に断熱材を接着させる工法。外壁を断熱材で支えることになるため外壁材には軽量であることが要求される。通気層がないため、断熱材、外壁材には透湿性を持つ素材が必要となる。外断熱先進国のドイツで最も採用され、実績を上げている。外装材のメンテナンスを7年に一度程度は必要なためメンテナンスコストは高い。純国産仕様のパッシブウォール工法、ドライビット工法、シュトー工法、エコサーム工法、ウッドブリース工法など。 乾式工法 コンクリート躯体から支柱を張り出し、外壁を支える工法。湿式工法と比較し、レンガタイルや石板など重い外壁材と様々な厚さの断熱材に制限が少ない反面、イニシャルコストが上がる傾向がある。また、形状の複雑な建物では徹底した断熱施工が難しく、デザイン的な制約が比較的大きい。EV外断熱工法、LLH外断熱通気層システム、NoiM工法など。 細かな分類を含むと外断熱工法には30を超える工法が存在する。
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