売上台数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 23:12 UTC 版)
「FM TOWNS マーティー」の記事における「売上台数」の解説
ゲーム機に対抗できる簡易なゲーム用パソコンというスタンスであり、当初、発売から3年で販売台数100万台という目標を立てていた。しかし、売り上げは低迷し、1993年12月末時点で、マーティーの累計出荷台数は4.5万台だった。 主な原因として下記が挙げられる。 搭載メモリの容量が2MBと当時でも小さかった。FM TOWNSのRAMは、初代モデル1を除けば標準で2MBであり、これがFM TOWNS規格としてのデファクトスタンダードだったものの、マーティは増設不可で、制限を受けるソフトウェアもあった。 SCSIがなく、背面に拡張バスを一応備えながら蓋がモールドされていて本体を加工する必要があった。そのため、ハードディスクなどの拡張機器が出なかった。マーティ用の拡張ハードとしては、サードパーティーのアーバンコーポレーションからプリンタポート「MTPR-80」が発売されたのみである。 当時、普通のパソコンの中にも10万円を切る価格で販売されていた機種が存在していたが、それより低性能でありながら本体価格が9万8000円(税込みで10万円)と価格差が極小であり、ゲーム機として見ると高い設定価格であった。 そもそもFM TOWNSにゲーム機市場に対抗できるようなキラーソフトがそう多くは出ていなかった。
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