売上低迷から経営破綻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 07:00 UTC 版)
その後は他のショッピングセンターとの競合などの影響を受けて賃料などテナント収入が減少し、2009年(平成21年)3月期に売上高約8.79億円に落ち込んで6600万円の純損失となった。 そのため、開業時の建設費から増床や改装などの設備投資によって積み上がった負債の返済が重荷となって経営難に陥ったため、2009年(平成21年)春に投資会社の虎ノ門商業開発合同会社(本社・東京)に全株式が売却されて設立時からの社長だった三田村紘二ホクコン会長ら全役員が辞任し、武生商業開発の経営権が虎ノ門商業開発合同会社へ移行する形となった。 新たな経営陣が福井銀行や福邦銀行など4行に返済猶予などを要請して交渉していたが、交渉が難航して福井銀行からの申立てに基いて2009年(平成21年)9月に福井地方裁判所が土地・建物の一部やテナントからの賃料などを差し押さえた。 そのため、その責任をとって就任したばかりの社長が退任して交代したが、新たな資金調達を模索したが見付からず、「事業継続するための手続き」と主張して同月28日に武生商業開発は約54.3億円の負債を抱えて東京地方裁判所に1回目の民事再生法の適用を申請して事実上破綻した。
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