墳丘について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 23:29 UTC 版)
墳形は現況では不明であるが、円墳説と方墳説があり、円墳とすれば直径39メートル、方墳ならば一辺約39メートルと考えられている。 周濠は古墳の西側、北側、そして東側にかけて墳丘を半周するように確認されていて、幅3.2~4.2メートル、深さ0.5~0.9メートルである。東側から南西にかけての古墳前面には周濠は確認されておらず、古墳築造当初からなかったものと見られている。北大谷古墳は丘陵の南向き緩斜面に築造されている古墳のため、墳丘の北側では丘陵から古墳の領域を隔てるように、広い幅の周濠が造られている。 現況では古墳の高さは2.1メートルである。埴輪と葺石は発見されておらず、築造当初からなかったとされる。古墳の主体部の正面から、北大谷古墳唯一の遺物である土師器の破片が発見されている。土師器の製作年代は7世紀前半と見られていて、石室の構造から判断される古墳の築造時期と一致している。
※この「墳丘について」の解説は、「北大谷古墳」の解説の一部です。
「墳丘について」を含む「北大谷古墳」の記事については、「北大谷古墳」の概要を参照ください。
墳丘について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:36 UTC 版)
一辺27 - 28メートルの方墳の上に、直径約18メートル、高さ2.2メートルの円墳が乗った形の上円下方墳。もともと上円部の高さは3.7メートル程度あったものと推定されている。古墳の東側、北側、西側には最大幅7.5メートル、深さ1.8メートルになる周濠があるが、周濠の深さ、幅とも不整形である。なお、墳丘南側に周濠がめぐっているかどうかまだ不明である。 葺石については墳丘の一部に確認されている。かつては墳丘全体を覆っていたものと思われる。 墳丘は関東ロームや黒土を互い違いに突き固める版築工法で造成されていた。
※この「墳丘について」の解説は、「天文台構内古墳」の解説の一部です。
「墳丘について」を含む「天文台構内古墳」の記事については、「天文台構内古墳」の概要を参照ください。
- 墳丘についてのページへのリンク