墨俣大和街道の民間伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/24 13:30 UTC 版)
「墨俣大和街道」の記事における「墨俣大和街道の民間伝承」の解説
墨俣地区に残っている民間伝承の中に街道の存在を示唆するものがいくつかある。 つるべてんぐ 昔々、2本の杉の木につるべてんぐという怖い天狗が住んでいた。ある日の夜遅くにそこを通りかかった商人が、つるべに触ってしまい、天狗に上から引きずり上げられる。商人は体を真っ二つに切り裂かれ、川へ捨てられる。商人は普段から暴利をむさぼるような商売をしていたからであり、悪い人は川をわたることができないという言い伝え。 大鬼の話 昔、子供が森の奥へ入っていくと大きな鬼とバッタリ出会う。鬼が恐ろしい顔で追いかけてきたので子供はお急ぎで逃げた。村に戻った2人は鬼に追われていることを話した。村人たちは鬼を追い払うために壁をたたいたり、大声を出したりして鬼を追い払う。 子たね地蔵 墨俣町の中の二ツ木という地域でのお話。子供をお金で引き取っては殺していた村人がいた。ある日、旅の僧侶が「あの家に子供の幽霊がたくさんいる。」と言ったので、縁の下を探したら骨がたくさんみつかったため、村の人々はその人買いを村から追い出し、地蔵を建てて供養をしている。(二ツ木の子たね地蔵)
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