墓畔

デジタル大辞泉

ぼ‐はん【墓畔】

読み方：ぼはん

墓のほとり。墓のそば。

「—のさまよいを楽しむようになったことや」〈藤村・家〉

短編小説作品名辞典

墓畔

作者セルマ・ラーゲルレーヴ

収載図書小山内薫集
出版社大空社
刊行年月2003.3
シリーズ名明治翻訳文学全集

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墓畔

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:18 UTC 版)

名詞

墓 畔（ぼはん）

1. 墓の辺（ほとり）^[1]。墓の近く。墓の側（そば）。「畔」は「ほとり」の意。
   • 午後雑司谷に徃き先考の墓を拝す。去月売宅の際植木屋に命じ、墓畔に移し植えたる蝋梅を見るに花開かず。（永井荷風『断腸亭日乗』断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未）
   • 氏が世界漫遊の途に上られて、羅馬にキーツの墓を訪（おとな）われた時、私がこの詩人を好いていたことを思い出されて、その墓畔に咲いていた紫と紅の花を二三輪摘んで、それを手紙に封じ込めて、遥かに伊太利の旅先から寄越された時には、その友誼をしみじみ嬉しく思うとともに、もっとよく氏の作を読んでいた方がよかったのだと思いました。（薄田泣菫『詩集の後に』）

発音^(?)

ぼ↗はん

翻訳

• 英語: aside of grave