塀の中の懲りない面々とは? わかりやすく解説

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へいのなかのこりないめんめん【塀の中の懲りない面々】

読み方:へいのなかのこりないめんめん

安部譲二自伝的小説昭和61年1986刊行昭和62年1987)、森崎東監督により映画化


塀の中の懲りない面々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 03:36 UTC 版)

塀の中の懲りない面々』(へいのなかのこりないめんめん)は、1986年に出版された安部譲二の小説。またそれを原作とする1987年公開の日本映画

概要

刑務所を舞台に、一筋縄ではいかない懲役囚たちの日常を描いた安部譲二の自伝的小説でデビュー作である。1986年8月1日に文藝春秋から出版された。1987年に松竹の映画化やTBSのドラマ化で映像作品となり、新語・流行語大賞の流行語大賞となった。

「塀の中」とは刑務所を指し、「懲りない面々」とは自由が制限される刑務所服役経験があるにもかかわらず入出所を繰り返す累犯罪者達のことを指している。井狩春男によると、当初は書名の「塀」を「かべ」や「おり」、「懲りない」を「かぎりない」と誤読される例が多かったという[1]

1987年に続編『塀の中のプレイボール』を出版。こちらも同年に映画化されている。

1988年に土山しげるの作画で漫画化され、文春コミックスで発売された(上下巻二冊立て)。

既刊一覧

小説

文藝春秋 単行本 全3巻

  1. 1986年8月 ISBN 978-4-16-340730-2
  2. 1988年2月 ISBN 978-4-16-342130-8
  3. 1994年8月 ISBN 978-4-16-349160-8

文藝春秋 文春文庫

  1. 1989年6月 ISBN 978-4-16-750601-8
  2. 1990年8月 ISBN 978-4-16-750603-2

新風舎 新風舎文庫

  1. 2004年4月 ISBN 978-4-7974-9336-8

漫画

文藝春秋 文春コミック 土山しげる画 上下巻

『塀の中の懲りない面々 受刑者たちの日常編』少年画報社 ヤングキングベスト 土山しげる画

映画

塀の中の懲りない面々

1987年8月15日公開。製作は松竹映像・磯田事務所、配給は松竹。配給収入は12億4000万円[2]。同時上映は『男はつらいよ 知床慕情』。

キャスト

スタッフ

塀の中のプレイボール

1987年11月21日公開。

キャスト

スタッフ

テレビドラマ

TBSにおいて、1987年から1990年まで2時間ドラマ5作品が放送された。

キャスト

全作出演
数作品出演
第1作
希望の出所編
嵐の完結編
明日への叛乱編
満願出所編

スタッフ

  • 脚本:横田与志
  • 音楽:城之内ミサ(抱きしめて Once Again)
  • プロデューサー:清弘誠、中川善晴
  • 演出:清弘誠

放送日・時間

水曜ドラマスペシャル(1) → 土曜ドラマスペシャル(2・3) → 月曜ドラマスペシャル (4・5)

  1. 第1作:1987年5月27日
  2. 「希望の出所編」:1988年4月9日 22:02 - 23:52
  3. 「嵐の完結編」:1988年10月15日
  4. 「明日への叛乱編」:1989年12月18日
  5. 「満願出所編」:1990年4月9日

脚注

  1. ^ 「おぼえられない、読めない、こんな本は売りにくい」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、40頁。
  2. ^ 1987年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟

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