基準型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/01 03:05 UTC 版)
細胞は伸びた状態で長さ30-55μm、平均で45μm、幅は4-8μm、平均で5.5μm。円筒形から葉巻型で前後に向かって細くなっているが、後方でより細長くなる。先端からは3本の鞭毛が伸びる。鞭毛は細胞の長さの半分か2/3程度の長さで3本ともほぼ同じ長さを持つ。それらの基部は錘上に脹らみ、そのそばに赤い眼点がある。なお、3本の鞭毛の内の1本はミドリムシ類に特有な片羽型である。 細胞内には複数の緑色の葉緑体とパラミロン顆粒がある。葉緑体は典型的には丸みを帯びた円盤状で細胞の周辺の領域に広がるが、全体が緑に見える程度に互いに接近して降り、その数は10数個から30数個に達する。核は小さくまとまっており、常に細胞の中程やや後方寄りに位置する。細胞の外面には螺旋状の細かい線条がある。
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