基本再生産数と個体再生産数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:34 UTC 版)
「スーパー・スプレッダー」の記事における「基本再生産数と個体再生産数」の解説
基本再生産数 R0は、全員が感受性を持つ集団において、典型的な感染者1人が起こす二次感染の平均人数のことを指す。基本再生産数は個体間の接触頻度の平均に、感受性を持つ個体が1回の接触あたり感染する平均確率を掛けて算出されるが、後者は "the shedding potential" と呼ばれる。 R0 = Number of contacts × Shedding potential 一方の個体再生産数は、ある特定の個体から、感染期間のうちに引き起こされた二次感染の数を示す。集団の中には、平均よりもはるかに多い二次感染を引き起こす個体がいることがあり、「スーパー・スプレッダー」と呼ばれる。コンタクト・トレーシングを通じ、麻疹、結核、風疹、サル痘、天然痘、エボラ出血熱、重症急性呼吸器症候群 (SARS) でスーパー・スプレッダーが発生していたことが判明している。
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