地域と結びついた学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 04:38 UTC 版)
島小教育の初期、斎藤校長は毎月父母参観日を設けて授業を公開し、併せて懇談会や合唱、校長講話など内容を魅力的なものにすることに努めた。その結果、従来は学期末にだけ開く授業参観も参加者は限定的だったというのに、斎藤校長になってからは母親の参加がどんどん増えてほとんどの母親が参加するようになり、この母親集団は島小や斎藤校長の応援団になったと斎藤は『学校づくりの記』で書いている。 また、当時は地域と学校の連携を重視する社会教育の運動が盛んになり始めた時期だったが、その先駆けとして斎藤は、島村と東大教育学部教育社会学研究室(宮原誠一教授)が提携して行った4年間の「島村総合教育」の橋渡しをして事務局長を務め、村内に数多くの趣味や研究のサークルをつくり、また村民向けの講演会を夏休みに数々開催して奮闘した。この教育運動には島小の教師たちも村内に入って活動し、それによって得た自信は大きかったという。
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