土湯讃歌
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『みんなのうた』で1980年に披露した「土湯讃歌」は、土湯温泉にまつわる四季を歌った楽曲。 1978年秋にNHK福島放送局のカメラマン(当時)で、それまで作詞の経験がなかった岩田唯男(2015年死去)が作詞、同じくNHKのカメラマン(当時)の菅野栄が作曲した。岩田が阿部義輔(2018年現在、川上温泉館主)と同行して土湯温泉周辺の自然を取材し、当時流行していた「青葉城恋唄」のような曲を作ろうとできた曲である。 同年10月、「土湯自然友の会」の例会で初披露された。その後、NHK東北本部(当時、現:NHK仙台放送局)の沢井高徳アナウンサーがNHK-FM放送のローカル番組『オールラウンドリクエスト』『FMリクエストアワー』でさとうの歌で紹介したところ、1979年11月・12月の2か月連続でリクエスト1位、ピーク時には毎週、約1000通のリクエスト中150通を占めるほどになり、ついには『みんなのうた』に採用されるに至ったものである。但しレコード会社側の意向により当時はさとうの歌では発売されず、倍賞千恵子とダークダックスの競作で発売されたが、その後、さとうのアルバムに収録された。 「多くの福島県民が一度は耳にしたことがある曲」ともいわれる。1995年の第50回国民体育大会(ふくしま国体)では入場行進曲に採用された。2016年には福島県福島市土湯温泉町に冬編の歌碑が建立され、これで春・夏・秋・冬編すべての歌碑が完成した。
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