国際優先権とは? わかりやすく解説

国際優先権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 19:22 UTC 版)

優先権」の記事における「国際優先権」の解説

工業所有権の保護に関するパリ条約#優先権制度参照 この優先権は、基本的に工業所有権の保護に関するパリ条約定められているので、パリ優先権ともいう。パリ条約ではこの条約同盟国正規行った表の左側出願対し、表の右側優先期間だけ優先権与えられるパリ条約4条A(1)、C(1)): 出願優先期間特許出願 12ヶ月 実用新案の登録出願 12ヶ月 意匠の登録出願 6ヶ月 商標の登録出願 6ヶ月 なお、パリ条約でいう「商標」はいわゆる商品商標のみを指し役務商標サービス・マーク)を含まないので、役務商標優先権与え義務追わない注解68(p31)、望むなら与える事は自由である注解68(p31)。 出願種類またがって優先権可能な場合もある: 実用新案登録出願基礎として、意匠登録優先権出願できる。この場合優先期間意匠のもの(6ヶ月)である(パリ条約4条E(1)) 実用新案登録出願基礎として、特許優先権出願できる(パリ条約4条E(2)) 逆に特許出願基礎として、実用新案登録を優先権出願できる(パリ条約4条E(2))

※この「国際優先権」の解説は、「優先権」の解説の一部です。
「国際優先権」を含む「優先権」の記事については、「優先権」の概要を参照ください。

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