国立精神・神経センター精神保健研究所による引きこもり概念の説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 01:21 UTC 版)
「引きこもり」の記事における「国立精神・神経センター精神保健研究所による引きこもり概念の説明」の解説
厚生労働省/国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰部による 「ひきこもり」の概念は以下である。 「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではない 「ひきこもり」の実態は多彩である 生物学的要因が強く関与している場合もある 明確な疾患や障害の存在が考えられない場合もある 「ひきこもり」の長期化はひとつの特徴である 長期化は、以下のようないくつかの側面から理解することができる生物学的側面 心理的側面 社会的側面 「ひきこもり」は精神保健福祉の対象である — 国立精神・神経センター 2003 ※調査対象者は次の条件をすべて満たす80例(男66例女14例)。初診時の年齢が12歳から34歳(平均19.8歳)、調査時点で13歳から37歳(平均21.8歳)。 統合失調症、躁うつ病、器質性精神病などの基礎疾患がないこと 初診時点で3か月以上の無気力・引きこもり状態があること 1989年6月の時点で、本人との治療関係が6か月以上続いていること 少なくとも本人が5回以上来院していること(家族のみの相談も多いため) 評価表を記入するための資料が十分にそろっていること
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