国家による資本主義の推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:21 UTC 版)
「国家資本主義」の記事における「国家による資本主義の推進」の解説
18世紀以降の啓蒙専制君主や日本の明治維新や戦後の「日本株式会社」、20世紀以降の開発独裁などは、国家が自由主義や資本主義を含めた近代化を推進した。ただし政治上の自由は厳しく制限した場合が多い。多くの国では一定の経済発展を成し遂げると民主化を進めていったが、権力者による私物化や汚職が長期間行われた場合は、近代化プロセスが破綻しクーデターや権力者の国外追放といった結末に結びつくことが多かった。 現代においても、鄧小平時代後の中華人民共和国の改革開放、ベトナム社会主義共和国のドイモイ路線、シンガポールの人民行動党政権、プーチン政権のロシア(政権によるオリガルヒ統制)などが国家資本主義と呼ばれることがある。日本の安倍晋三首相は新興国の経済政策を国家資本主義と呼んでいる。
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