国家による資本主義への介入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:21 UTC 版)
「国家資本主義」の記事における「国家による資本主義への介入」の解説
1929年からの世界恐慌により、自由放任型の自由市場経済には限界があると考えられ、各種の混合経済的な政策や体制が進められた。 アメリカではニューディール政策など、国家や政府が資本主義に介入して有効需要の創出や需給管理が進められた(ケインズ主義)。 ファシスト・イタリアでは政府・ファシスト党主導のもとに財界・労働組合・農民などが協調し、統制経済政策が進められた(コーポラティズム)。 第二次世界大戦後の西ヨーロッパの社会的市場経済、特に北欧では政党・財界・労働組合・農民など、一元化された各利益代表の協調によるネオ・コーポラティズムが発達した。戦後日本の規制政策(北欧のようなコーポラティズムよりも多元的な傾向が強い)なども含めて呼ばれる事もある(比喩的に日本型社会主義とも呼ばれることもある)。
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