国内の重賞競走体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 13:52 UTC 版)
「ダートグレード競走」も参照 ダートコースが導入された経緯の違いから、中央競馬と地方競馬との間ではダート競走の扱いに大きな差があり、1996年以前の中央競馬にはGI格の競走すら存在しなかった。 1996年に「ダート競走格付け委員会」が発足し(2009年に日本グレード格付け管理委員会へ改組)、中央競馬・地方競馬の所属を問わず出走できる競走(指定交流競走も参照)のうちダートで施行される重賞競走について、統一した基準での格付けを行うこととなった。これにより格付けが得られた競走をダートグレード競走と呼ぶ。 2014年に施行されるダートグレード競走のうちGI・JpnIに格付けされたものは12競走あり、うち10競走が地方競馬、2競走(フェブラリーステークス・チャンピオンズカップ)が中央競馬での競走となっている。なおGI(国際格付け)が得られているのは中央競馬の上記2競走と地方競馬の東京大賞典(大井競馬場)で、他はJpnI(国内格付け)となっている。 中央競馬・地方競馬の交流競走からの除外により、ダートグレード競走の指定を外れた重賞も存在する(ダートグレード競走#格付け外・廃止となったダートグレード競走を参照)。例えば盛岡競馬場のダービーグランプリは、2006年までは中央交流統一GI競走として開催されていたが、2007年に馬インフルエンザの流行が原因で交流競走が制限されダートグレードなしの地元重賞として開催、2008年から2009年は休止、2010年の再開時には地方競馬全国交流競走(地方競馬所属の競走馬は所属を問わず出走できるものの、中央競馬の競走馬が出走できない)となったためダートグレードは付与されていない。
※この「国内の重賞競走体系」の解説は、「ダート」の解説の一部です。
「国内の重賞競走体系」を含む「ダート」の記事については、「ダート」の概要を参照ください。
- 国内の重賞競走体系のページへのリンク