国全体の正味資産・対外純資産の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 20:10 UTC 版)
「日本の財政問題」の記事における「国全体の正味資産・対外純資産の推移」の解説
日本政府と地方自治体を合わせた正味資産(資産-債務)は、2000年頃には150兆円を超えていたが、2009年末には債務が資産を約49兆円上回る、債務超過の状態に陥っていることが、内閣府の統計で2011年1月に判明した。これは同種の統計を取り始めた1969年以来初めてのことである。 2014年1月31日、財務省が発表した2012年度末の「国の財務書類」によると、債務超過の金額は、これまで最大だった2011年度からさらに17.7兆円増えて477.0兆円となった。 民間と異なり、国の場合は簿外に課税権があるので、その価値が債務超過額を上回っていれば破綻状態とはならない。また、通貨発行権があるので資金繰りによるデフォルトは、自国通貨建て債務であるは限り考えにくい。
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