図書蒐集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 07:56 UTC 版)
日本語は来日後に宣教師や日本人から会話等を学び、書道も俗体から御家流の書、高斎単山から唐様の書まで学び、約半年後には幕府からの書簡をほぼ正確に訳すまでになっていた。訪れた先では必ず本屋に立ち寄るという愛書家であり、日本に関する内外の書籍を蒐集し、とくに珍書稀本のコレクターとして知られる。もっとも古いものとして宝治二年(1248年)の往生拾因(原刻初印本)があり、サトウの蔵書コレクションは大英図書館、ケンブリッジ大学図書館に保管されている。蒐集した古書をもとに、明治14年(1881年)には奈良時代からの日本印刷文化史をまとめた『日本古印刷史』を英文で上梓している。日本で約4万冊を蒐集し、1万冊がケンブリッジに、3万冊が大英博物館に、少数がオックスフォードとロンドン大学に寄贈された。この他数千冊が日本大学に収蔵されている。
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