図書目録の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:36 UTC 版)
チャールズ・エイミー・カッター(英語版)は1876年、『辞書体目録規則』の中で初めて書誌体系の目的を明文化した。カッターによれば、その目的は以下の通りである。 以下のいずれかが分かっている書籍を探せるようにする(識別目的)著者名 書名 主題 その図書館が、以下の観点で所蔵しているものを示す(配列目的)著者名 主題 種類 書籍を選ぶ際の補助とする(評価目的)版によって選ぶ(書誌学的選択) 特徴によって選ぶ(文学的・トピック的選択) これらの目的は最近の定義でも同様に認識されており、20世紀を通して一貫していた。1960/61年、カッターの示した目的はルベツキーとパリの目録原則国際会議 (ICCP) が改定した。1998年には、図書目録の目標と機能について書誌レコードの機能要件 (FRBR) を使って定義する試みが行われ、その中で利用者の4つの行動(発見、識別、選択、入手)を定義した。
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