営業終了・破産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:16 UTC 版)
しかし、すき家・吉野家・松屋等の大手チェーン店との競争激化に伴って販売の伸び悩みが続いた上、価格の切り下げを余儀なくされるなど苦戦を強いられており、BSE問題の影響もあって2008年12月期には売上高1億6500万円、2011年12月期には1億5000万円まで下落。業績回復の目処が立たないことから2012年8月には店舗の営業を停止し、債務整理に着手していた。2013年9月6日にはさいたま地方裁判所より破産手続き開始の決定を受けた。深澤五郎自身も、1980年7月の吉野家の会社更生法適用申請に伴う吉野家副社長退任に次いで(吉野家はセゾングループ傘下の下で再建を進め、1987年に会社更生計画終結)、2度目の牛丼チェーン運営企業の経営破綻を味わうことになった。 かつて公式サイトが存在せず、一部を除き各店舗の電話番号がタウンページに掲載されていないなど公式な情報宣伝をしない営業姿勢だった。これは当時の社長がインターネット等のツールに興味が無く、「そういった所にお金をかけるのであれば少しでも安く牛丼を提供したい」という意向があった為だとされる。その後2010年6月11日より公式ウェブサイト・公式モバイルサイトを開設し、ウェブによる広報・求人活動を開始したが、2012年4月1日以降、公式ウェブサイトがアクセス不可となり、さらに同年7月以降複数の店舗が閉店。同年8月11日、東京23区内に残存していた全ての店舗が牛丼太郎としての営業を終了した。
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