周囲とジオパーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 01:06 UTC 版)
「不動滝 (糸魚川市)」の記事における「周囲とジオパーク」の解説
不動滝を含む一帯は、かつて太平洋の海底であった。不動滝の地形をつくる岩石は、古生代あるいは中生代に太平洋の海底にたまっていた泥岩である。この岩石は頁岩、砂岩、凝灰岩の層で形成され、古生代ペルム紀中期(約2億6000万年-2億5000万年前)と推定されていたが、放散虫の化石が発見されたことから中生代最初の三畳紀とも考えられる。付近には鉱産物が多く産出され、白土、八路石(やつろいし、流紋岩質の凝灰岩からなる石材)、水晶、メノウなどが採掘されていた。 この滝を含む一帯は「フォッサマグナができたころの地層と岩石」の「今井ジオサイト」として、糸魚川ジオパークを構成する24のジオサイトに含まれている。周囲には公園や遊歩道、キャンプ場が整備されて「不動滝いこいの里」と呼ばれて、付近はニホンカモシカや多くの種類のトンボなどの生息地である。毎年10月中旬には、「不動滝祭り」が開催されている。
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