君の称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/27 13:37 UTC 版)
君とは東アジアの漢字文化圏、特に中国や朝鮮の王朝で見られた皇族・王族または功臣の称号のこと。中国の春秋戦国時代では、戦国四君の一人孟嘗君が有名。前漢以後、男子の称号ではなく女子の称号が変遷し、拝領した土地の地名を取って「○○君」と呼んだ。大体は皇后の母を冊封することが多い(例:舞陽君、宜城君)。他の非皇族に生まれた女性の称号として使用される場合もある(例:漢の武帝の異父姉・修成君、権臣董卓の孫娘・董白)。その後の王朝に引き継がれたが、清代で親王の庶女の称号になった。 朝鮮半島では檀君朝鮮のように君主号でもあり、国王の実父(大院君)や廃王や王族や功臣の封号として多用された。日本では、天皇が正式な君主号であるが、近世以降は江戸幕府を主宰する将軍が日本国大君という外交称号を使用した。
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