向山アルドール反応とは? わかりやすく解説

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むかいやま‐アルドールはんのう〔むかひやま‐ハンオウ〕【向山アルドール反応】

読み方:むかいやまあるどーるはんのう

ルイス酸触媒によって活性化したカルボニル化合物アルドール反応昭和48年1973)に向山光昭発明重要な有機合成反応の一として知られ、現在も医薬品合成などに広く用いられる


向山アルドール反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/22 05:43 UTC 版)

向山アルドール反応(むかいやまアルドールはんのう、Mukaiyama aldol addition)は、1973年向山光昭によって発明された[1]ルイス酸触媒を用いたシリルエノールエーテルカルボニル化合物アルドール反応である[2]。アルデヒドまたはケトンの交差アルドール反応における自己縮合を防ぐことができるため、有機合成において頻繁に用いられる反応である。


  1. ^ New aldol type reaction Teruaki Mukaiyama, Koichi Narasaka and Kazuo Banno Chemistry Letters Vol.2 (1973) , No.9 pp.1011–1014 doi:10.1246/cl.1973.1011
  2. ^ Mukaiyama, T.; Kobayashi, S. Org. React. 1994, 46, 1. doi:10.1002/0471264180.or046.01
  3. ^ a b László Kürti und Barbara Czakó.: Strategic Applications of Named Reactions in Organic Synthesis: Background and Detailed Mechanisms, Elsevier Academic Press, 2005, S. 298–299, ISBN 978-0-12-429785-2.
  4. ^ Organic Syntheses, Coll. Vol. 8, p.323 (1993); Vol. 65, p. 6 (1987). http://www.orgsynth.org/orgsyn/pdfs/CV8P0323.pdf


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向山アルドール反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 00:48 UTC 版)

アルドール反応」の記事における「向山アルドール反応」の解説

詳細は「向山アルドール反応」を参照 また、シリルエノールエーテルエノラート戻さず直接アルデヒドケトン反応させることも可能である。この場合にはルイス酸触媒として使用されるこの方法は向山光昭らによって開発されたことから向山アルドール反応と呼んでいる。用いルイス酸キラル配位子結合させて、キラルなβ-ヒドロキシカルボニル化合物を得る不斉向山アルドール反応も多く報告されている。 また、不斉アルドール反応としては、デヴィッド・エヴァンスらにより開発されキラルなオキサゾリジノンアミドのホウ素エノラート利用する方法が有名である。

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