名誉勲章の受章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:16 UTC 版)
「オーディ・マーフィ」の記事における「名誉勲章の受章」の解説
1月26日、気温は-10℃を、積雪は61cmを記録した。この日、師団はホルツヴィアでドイツ軍の激しい抵抗に直面しており、マーフィの中隊もその戦力を128人から19人までに減じていた。やがて彼は生き残った兵士を後方に逃がす為、M1カービンを片手にドイツ軍を銃撃し続けた。持ちうる銃弾の全てを使い切ると、彼は爆発炎上して放棄されたM10戦車駆逐車に飛び乗り、砲塔上の.50口径機銃を使ってドイツ兵への銃撃を再開した。この時、ドイツ兵の分隊がわずか30mの距離まで迫っていたという。彼は戦いながらも野戦電話を用いて砲撃要請を行う事に成功したが、その際に足を撃たれてしまった。決して軽度の負傷ではないにも関わらず、マーフィは砲撃までの時間を稼ぐべくさらに戦い続けた。野戦指揮所が砲撃を受けて電話回線が切断されると、ようやくマーフィも撤退した。その後、マーフィはすぐに生き残った兵士らと合流すると部隊を再編成して反攻に移り、ホルツヴィアからドイツ軍を駆逐する事に成功したのである。この戦功によって、マーフィは名誉勲章を授与された。
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