名画座
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 23:49 UTC 版)
   名画座(めいがざ)は、主に旧作映画を主体に上映する映画館の総称である。
名画座の概要
名画座の番組編成は、単に作品を寄せ集めたものから、テーマ別に作品をそろえて上映しているもの、また、比較的最近に公開された映画を中心とするものや、公開年次に限らず上映するものまで、形態はさまざまである。かつて封切られて1年以内の作品を遅れて上映する映画館は「二番館」「三番館」と呼ばれていたが、現在ではその種の映画館も名画座に含まれている。
興行形態は2本ないし3本立てで上映することが多く、入場料金は1,000円前後。作品ごとの入替制がなく途中入館が可能であることが多い。1980年代以降、レンタルビデオやケーブルテレビ、DVD、VODの普及により需要が少なくなり、全国的に館数は減少傾向にある。
日本の名画座
以下は、「名画専門館」のリストであり、「ミニシアターだが、時々名画に属する映画を上映する館」は含んでいない。
- 東北
 
- 関東
 
- 東京都
 
- 神奈川県 
    
- シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区) [12]
 - シネマノヴェチェント(横浜市西区) [13]
 - アミューあつぎ 映画.comシネマ (厚木市) [14]
 
 
- 中部
 
- 近畿
 
- 兵庫県 
    
- パルシネマしんこうえん(神戸市兵庫区) [19]
 - Cinema KOBE(神戸市兵庫区、「シネマしんげき」から2009年1月に館名変更)
 
 
- 四国
 
- 九州
 
かつて日本に存在していた名画座
- 北海道
 
- 東北
 
- 秋田県
 
- 関東
 
- 東京都 
    
- 神田東洋キネマ(千代田区)
 - 南明座(千代田区神田神保町)
 - 銀座並木座(中央区、1998年9月22日閉館)
 - 銀座シネパトス(中央区、ローテーションで3館のうち1館を名画座として稼動していた。2013年3月31日閉館)
 - 新橋文化劇場[22](港区、2014年8月31日閉館)
 - 飯田橋佳作座(新宿区神楽坂、1988年4月21日閉館)
 - 高田馬場パール座(新宿区、1989年6月30日閉館、バンダイ直営の「バンダイエモーションシアターパール座」に)
 - 後楽園シネマ(文京区、1989年12月1日ロードショー館「東京シネドーム」に)
 - 大塚名画座(豊島区)
 - 鈴本キネマ(豊島区)
 - 中野武蔵野館(中野区)
 - 中野名画座(中野区)
 - 自由ヶ丘武蔵野推理劇場(目黒区)
 - 大井武蔵野館(品川区、1999年1月31日閉館)
 - 浅草中映(台東区、2012年10月21日閉館)
 - 浅草名画座[23](台東区、2012年10月21日閉館)
 - 浅草新劇場[24](台東区、2012年10月21日閉館)
 - 三軒茶屋中央劇場(世田谷区、2013年2月14日閉館)
 - 三軒茶屋シネマ(世田谷区、2014年7月20日閉館)
 - 三鷹オスカー(三鷹市、1990年12月30日閉館)
 - 国立スカラ座(国立市、1986年10月閉館)
 
 - 神奈川県 
    
- かもめ座(横浜市)
 - 横浜日劇(横浜市)
 
 
- 中部
 
- 近畿
 
- 大阪府 
    
- 大毎地下劇場(大阪市北区、1993年3月31日閉館)
 - OS名画座(大阪市北区、2007年9月30日閉館)
 - 梅田コマゴールド・シルバー(大阪市北区、1992年9月30日閉館)
 - 天六ユウラク座(大阪市北区、2012年3月31日閉館)
 - 戎橋劇場(大阪市中央区、1986年3月31日閉館)
 - 大劇名画座(大阪市中央区、1991年閉館)
 - 新世界東宝敷島(大阪市浪速区、1984年閉館)
 - シネマ温劇(大阪市浪速区、1990年閉館)
 - 新世界公楽劇場(大阪市浪速区、2006年3月31日閉館)
 - 飛田東映(大阪市西成区、2015年3月31日閉館)
 - トビタシネマ(大阪市西成区、同上)
 - 天王寺ステーションシネマ(大阪市天王寺区、2001年3月31日閉館)
 - タナベキネマ(大阪市東住吉区、2012年3月31日閉館)
 - 千里セルシーシアター[26](豊中市、2014年8月31日閉館)
 - リオン小劇場(東大阪市)
 - 小阪国際劇場(東大阪市、2010年3月31日閉館)
 - 堺国際劇場(堺市堺区、1988年1月31日閉館)
 
 
- 九州
 
外部リンク
- こちらは名画座です。 - 「港町キネマ通り」サイト内
 
- 名画館のページへのリンク