名前《尚》の読み方
人名用漢字「尚」の主な読み方
人名「尚」の代表的な読み方には、なお、たか、たかし、ひさ、ひさし、まさ、しょう、などがあります。男の子の名前の読み方
男の子の名前「尚」の読み方には、なお、たか、たかし、ひさ、ひさし、まさ、しょう、などがあります。女の子の名前の読み方
女の子の名前「尚」の読み方には、なお、たか、ひさ、まさ、しょう、などがあります。女の子では、響きの柔らかな、なお、の読みが特に人気です。漢字に込められた主な意味・イメージ
漢字「尚」は、訓読みで、たっとぶ、とうとぶ、と読まれることからもわかるように、品格があり、高貴で、高い地位につく人、またそうした人々を尊ぶ、大切にする、といった意味があります。「和尚さん」や「高尚」に使われている漢字でもあるので、人の上に立つ、格式高いイメージを持たれている文字と言えるでしょう。加えて、「尚」の身近な用法としては、何か情報を付け加えたり、言葉を言い添えたい際に、文頭に「なお、」をつけるものがあります。一見、高貴なもの、尊ぶといった意味からは離れているように見えます。これは、「尚」のさらに高める、高くする、という意味から、付け加える、添える、その上、といった意味が出てきたためです。
その他の「尚」の意味としては、「今もなお」の用例に見られるような、やはり、依然として、という意味があります。時が過ぎても変わらないことから、悠然とした、どっしりとしたイメージを与えるでしょう。
文字の成り立ちからも、この漢字のイメージが掴みやすいでしょう。「尚」は、「八」と「向」が組み合わされてできた漢字です。高い窓から差し込む光(神の気配)に向かって、下で祈りを捧げる様子を表した文字とされており、神に請い願うという意味が原義にあります。
「尚」という人名は、格式高い、人々を導く、気品ある人物に育ってほしいという願いが込められた、力強くもセンスの光る名前と言えるでしょう。また、「尚」の文字は、左右対称で見栄えが良く、審美的にも美しい形をしており、バランス感覚に優れたイメージも与えます。
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