各政党との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 22:40 UTC 版)
1948年9月10日の参議院の治安及び地方制度委員会で、国家地方警察本部刑事部長から河野組の親分Bが民主自由党の青柳高一代議士に対して現金10万円の借金を申入れて断られ、脅迫したことなどが報告された。 吉川末次郎参議院治安及び地方制度委員長は、1948年9月27日の同委員会の冒頭で「大会等が共産党がやつておるのである」などという噂について、実地調査では、共産党も最初は参加していたが、中心人物が「共産党とはその運動を峻別して」取り組んでいることを明らかにした。 同年12月21日の参議院法務委員会では、同盟の検察庁や町当局の責任追及をする動きに反対して、同会を脱会し、新たに「本庄町愛長同志会」という別組織を結成した人物Cが証人として発言した。証人は、本庄町政刷新期成会の中心グループのひとつである読書会のDが共産党の人物であり、青年共産同盟(現・日本民主青年同盟)、日本共産党の地域組織が本庄警察署に対して申し入れを行ったことを証言した。 証人Cは、本庄事件を昭和電工事件などと結びつけて政府打倒の運動を展開しようとする共産党の動きに反対し、それを容認する同盟を脱会したのだという。証人Cは、本庄事件に関して共産党がビラを配布する時、町外の共産党関係者・支持者が応援に来ていると証言した。 同時に、証人Cは、自分が自由党の支持者であり、民主自由党の青柳高一と知り合いであることを認めた。 映画「暴力の街」に関する国会内の議論の詳細は暴力の街#国会での反響を参照
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