各地域のイシュケンベ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 03:03 UTC 版)
「イシュケンベ」の記事における「各地域のイシュケンベ」の解説
セルビア語およびブルガリア語ではシュケンベ・チョルバ(Шкембе чорба / Shkembe chorba、Škembe čorba)、マケドニア語ではチュケンベ・チョルバ(Чкембе чорба / Čkembe čorba)と呼ばれる。セルビアでは、新鮮なウシの胃袋をタマネギ、ニンニク、パプリカとともに調理する。揚げたベーコンとニンニクなどで味付けされる。 ギリシャ語ではパツァス(πατσάς / patsás)と呼ばれる。これはトルコ語で「足」等を意味する言葉「paça」に由来する。トルコ語の「işkembe」に由来するスケンベス(σκεμπές / skempés)の呼び名もまた広く用いられている。ギリシャ版では仔牛の足を用いることもあり、赤ブドウ酢やニンニク、アボゴレモノ(avgolemono)で味付けされる。 ルーマニア語ではチョルバ・デ・ブルタ(ciorbă de burtă)と呼ばれ、ブタの脚のスープ、チョルバ・デ・チョカネレ(ciorbă de ciocănele)の変種として、これと同様に調理して供される。 また、異なる種類の胃袋のスープはチェコでよく見られ、ドルシュチコヴァー・ポレーフカ(dršťková polévka)と呼ばれる。これもまた、二日酔いに効くとされている。
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