史上最高価格で落札
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 08:17 UTC 版)
「ハギノカムイオー」の記事における「史上最高価格で落札」の解説
当日のセリ会場となった静内家畜センターには、東西の調教師および馬主、生産者など1500人が集まった。この2ヶ月半前には、半姉ハギノトップレディが新馬戦を日本レコードタイムで制しており、カムイオーへの期待はさらに高まっていた。従来の最高落札額は、テスコボーイ産駒ランドギフトに付けられた 5000万円であったが、65番目に登場したカムイオーの開始価格はこれを大幅に上回る8000万円と設定された。セリが始まると、まずトップレディ所有者である日隈広吉の代理人を務める伊藤修司が1億円を提示。これに中村和夫、玉島忠雄、静内青年部が競り掛け、価格は急上昇していった。1億5000万円の時点で中村と玉島が断念し、以後は伊藤と静内青年部が競り合いを続けたが、伊藤が1億8500万円を提示した時点で静内青年部も断念、これを以て落札となり、カムイオーは日隈広吉の所有馬と決定した。落札の瞬間には会場からどよめきと拍手が起こり、競馬関連マスコミのみならず一般のテレビ、新聞もこの落札を大きく報じた。 セリの後、中村和夫が伊藤を通じて日隈に共同所有を持ち掛けた。日隈は1億8500万円の半額を負担することで了承し、カムイオーは日隈、中村の共同所有馬となった。またこの時点で、競走馬引退後は、種牡馬として中村が経営する中村畜産に繋養されることも決定した。
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