叡王戦優勝・電王戦出場とその後
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「佐藤天彦」の記事における「叡王戦優勝・電王戦出場とその後」の解説
九段の肩書で出場していた第2期叡王戦で決勝進出し、千田翔太五段との決勝三番勝負は、2連勝で優勝した。この期で最後となる第2期電王戦にタイトル保持者として初めて出場した。二番勝負の第1局は、2017年4月1日に日光東照宮にて行なわれ、71手でponanzaに敗れた。第2局は、同年5月20日に姫路城で行われたが、94手でponanzaに敗れ、最後の電王戦も棋士代表の2連敗で幕を閉じた。 2017年度に入り、稲葉陽八段を挑戦者に迎えての第75期名人戦七番勝負は、6月6日の第6局を112手で佐藤が制し、4勝2敗で名人位を初防衛。 2018年度の第76期名人戦は羽生善治竜王(棋聖)を挑戦者に迎え、6月20日の第6局を145手で佐藤が制し、4勝2敗で名人位を2度目の防衛。この第76期名人戦第1局は名局賞に選出された。佐藤にとって2度目の名局賞だが、2度とも佐藤の敗局であった。また、第26期銀河戦でも初優勝を果たした。現役の名人が銀河戦で優勝したのは初である。 2019年4月2日、竜王戦2組ランキング戦で西川和宏六段を下し、同組の決勝進出および挑戦者を決める決勝トーナメント進出を決めた。これにより次期竜王戦1組復帰が決定した。 2019年度の第77期名人戦は豊島将之二冠(王位・棋聖)の挑戦を受け、0勝4敗のストレート負けでタイトルを失冠した。
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