反射光式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:04 UTC 版)
被写体に当たって反射した光量を測定する形式。カメラに内蔵されている露出計は数少ない例外を除き反射光式である。単体の反射光式露出計の場合は中心のごく小さな測定点で露出を測定するスポットメーターが主流である。電気式スポットメーターの初期製品としてはミノルタ(現コニカミノルタ)が1964年に発売したミノルタビューメーター9が知られている。入射光式に対して、被写体に向けるだけでどのような場所でも測光が可能である。 通常反射光式露出計は測定対象物の反射率が18%(=標準反射率)であると仮定して測光する仕組みになっているため、反射率が18%から外れた測定対象を測定した場合、低反射率のものは実際より暗いと判断し高反射率のものは実際より明るいと判断してしまうため、指示通りの露光値で写すと暗く写ってしまう。また逆光などでは入射光によって被写体が実際より「明るい」と判断され、指示通りの露光値で写すと暗く写ってしまう。
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