参加者側からみた特徴とは? わかりやすく解説

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参加者側からみた特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 18:20 UTC 版)

Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の記事における「参加者側からみた特徴」の解説

参加者最初に導入するのは、後述する BOINC クライアントであるが、ここではクライアント側ソフトウェア構造から説明始める。まず、参加者側に配置されるクライアント・ソフトウェア稼動するのに必須部分は以下の2つである。 (a) アプリケーション: 分散コンピューティング・プロジェクトそれぞれ目的とする計算をする部分 (b) コア・クライアント: どのプロジェクトでも使う共通部分運用サーバとの送受信機能や 上記(a)部分から呼び出すライブラリ機能前者(a)アプリケーションは、各プロジェクトサーバから参加者側へダウンロードされて複数プロジェクト共存できる上記必須部分 (a)+(b)加えて操作楽にするための GUI追加できるGUI 部分と、(a)、そして(b)このように構造上分離されているが、今ではほとんどのプラットフォーム向けにそれぞれ GUI用意されている。このため参加者からみると GUIオプションであるとは意識されていないことがほとんどである。配布に際して(b)コア・クライアントと GUI は一体として配られているので、コア・クライアント+ GUI を BOINC クライアントと呼ぶことが多い。つまり、 (c) BOINC クライアント: コア・クライアント+ GUI 部分 である。たとえば、Windows用や、macOS用標準GUI版の BOINC クライアントがある。GUI中には機能絞ったシンプルな画面と細かい操作のできる Advanced View2層構造になっているものもある。コア・クライアントには、スクリーンセイバー組込む仕組み用意されており、旧来の SETI@home でもあったようなグラフィカル動作画面表示されるスクリーンセイバーアプリケーションごとに用意するものなので、スクリーンセイバー表示されないプロジェクトもある。以下ではBOINC クライアントを、主にコア・クライアント + GUI の意味で使うが、さらにおおまかに(a)集合的に含めたクライアント側ソフトウェア全体意味することもある。 BOINC ベース分散コンピューティングプロジェクトへの参加者は、まず BOINC クライアント入手しプロジェクトへの参加登録は BOINC クライアント通じて行う 。参加登録が終わるとただちにそのプロジェクトアプリケーション最初の仕事自動的にダウンロードされ、運用が始まる仕組みである。アプリケーション新しバージョンリリースされた際も、BOINC クライアント自動的にダウンロードする稼動一時停止再開プロジェクトからの脱退は、BOINC クライアント上で指示できる。 複数プロジェクト同時に参加する場合も、BOINC クライアント上から参加手続きをすればよい。同時に稼動できるプロジェクトCPUコア1つ(INTELCPUのHTが有効時は二分の一つ)につき一プロジェクトのみだが、一定時間ごとに BOINC クライアント自動的にプロジェクト切り替える。 BOINC クライアント設定や各プロジェクト設定プロジェクト間の稼動比率設定は、現状では BOINC クライアント上からは設定できないプロジェクトウェブサイト設けられたユーザーページ上で設定変更し、後ほど変更情報を BOINC クライアント取り込む方法が採られている。

※この「参加者側からみた特徴」の解説は、「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の解説の一部です。
「参加者側からみた特徴」を含む「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の記事については、「Berkeley Open Infrastructure for Network Computing」の概要を参照ください。

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