博多人形の代表的なジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 22:20 UTC 版)
「博多人形」の記事における「博多人形の代表的なジャンル」の解説
能もの 歌舞伎もの 美人もの博多人形を代弁するジャンルとして知られるが、時代の美人の移り変わりによって、人形の表現も大きく変化している。 武者もの 縁起もの恵比寿、大黒天などの七福神。福助、お福などが有名。 童もの美人ものと並んで、時代の変化をとりいれた表現がためされているジャンル。 節句ものひな人形が代表的。桃太郞などもある。 道釈もの仏教や、道教にまつわる説話に題材をとる。十牛図になぞらえた牛乗りの少年など。 玩具箱庭道具、おはじき、土笛など。 干支もの その他にカテゴリー別けとして、「古形博多人形」と「現代博多人形」の2つがある。 古形博多人形は主に、中ノ子吉兵衛時代の面影を残す「中ノ子型」と呼ばれる伝統的な造形を特徴とするもので、中ノ子型から派生した今宿人形や津屋崎人形もこの形を基本としている。土型が主流であり、一部は「博多人形祖型」として福岡県民俗文化財(福岡県指定文化財一覧)に指定されている。現在では中ノ子勝美が制作した人形が一部で流通している。 現代博多人形は、中ノ子吉三郎が初代組合長を務めた現・博多人形商工業協同組合の組合員で構成される人形師が制作する人形で、石膏型を用いた造形を特徴とする人形である。
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