千本義隆とは? わかりやすく解説

千本義隆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/10 13:42 UTC 版)

 
千本義隆
時代 戦国時代 - 江戸時代初期
生誕 天文10年(1541年
死没 元和元年10月3日1615年11月13日
改名 義政(初名)→義隆
戒名 道賀
官位 大和(受領名)
幕府 江戸幕府旗本
主君 那須資胤資晴徳川秀忠
氏族 茂木氏→千本氏
父母 父:茂木治清 養父:千本資俊
兄弟 茂木治房、義隆、茂木義範
養兄弟:資政
正室:那須資胤
義定

千本 義隆(せんぼん よしたか)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将旗本交代寄合)。

生涯

天文10年(1541年)、下野国の茂木治清の子として誕生。初名は義政

当初、千本資俊の養子として入るが、実子・資政が生まれると不和となり、実家の茂木氏に戻され実質的に廃嫡された。ところが、天正13年(1585年)12月、大関高増の謀略に加担し資俊父子が殺害され千本氏が断絶すると、その名跡を継ぎ千本大和守義隆と名乗った。千本氏の所領は那須資晴により、大関高増・大田原綱清福原資孝及び大谷津周防(殺害現場となった滝寺の住職。その後還俗した。)に分けられ、残りを義隆の所領に分配された。

天正17年(1589年)8月、豊臣秀吉から招集を受けたが、これに遅参して速やかに上京して拝謁しなかったことを責められ、所領の下野国内30ヶ村のうち23ヶ村を没収された。天正18年(1590年)、小田原征伐には豊臣方に属して子・義定と共に参戦し、秀吉より下野芳賀郡内2,070石を安堵する旨の朱印を賜る。この後、那須資晴が小田原に遅参して改易されたことにより、千本氏は独立を果たした。文禄の役でも義定と共に名護屋城に在陣したが、渡海はしていない。

慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは、妻らを江戸に人質に差し出し、徳川氏に属して所領を安堵される。慶長7年(1602年)に子・義定の功績によって千本氏は3,370石に加増され、また孫の義昌も500石を与えられた。

元和元年(1615年)10月3日、死去。享年75。

千本氏は義等(義昌の長男)の代に子がなく、一旦は3,870石の一族の所領を没収されるが、和隆(義昌の次男)が200石(のち1.050石)の旗本(交代寄合より除外)として再興することを許された。

出典


千本 義隆(せんぼん よしたか)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:22 UTC 版)

衛府の七忍」の記事における「千本 義隆(せんぼん よしたか)」の解説

沖田総司編」に登場旗本本多正純から贈られた皿を割った奉公女の雀を罰し谷衛成に斬らせ、鬼と虹鬼が怨身する原因作った人物虹鬼殺され屋敷ごと焼かれた。史実記録でもこのころ死去とされる

※この「千本 義隆(せんぼん よしたか)」の解説は、「衛府の七忍」の解説の一部です。
「千本 義隆(せんぼん よしたか)」を含む「衛府の七忍」の記事については、「衛府の七忍」の概要を参照ください。

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