医師・その他の健康の専門家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 06:51 UTC 版)
「ウィキペディアの健康情報」の記事における「医師・その他の健康の専門家」の解説
2013年に、ヨーロッパの500人の医師を対象に行われた調査では、ほとんどの対象者がオーストリアまたはスイスの出身であったが、インターネット上の医療についての情報源として最も使われていた情報源の種類はグーグルのような一般検索エンジンであり、次によく使われていたのがPubMedのような医学研究のデータベースであり、そして3番目によく使われていたのがウィキペディアであることが明らかになった。訓練中の医師のうち56パーセントはウィキペディアを使用していると報告したが、これに対し訓練を完了した医師でウィキペディアを使用しているのは37パーセントにすぎなかった。 翌2014年には、スペインの259人の健康の専門家を対象とした調査の結果が発表された。その結果、全体の53パーセントがウィキペディアスペイン語版を仕事中に医学についての情報を調べるのに使っていたのに対し、その情報を信頼できるものとみなしたのはそのうち3パーセントにすぎず、記事の内容を自身の患者に勧めたのも16パーセントにすぎなかった。ウィキペディアの記事を編集したことがあったのは16パーセントにすぎず、編集しない理由については、51パーセントが「自分が専門家だとは思わなかったから」、21パーセントが「ブログを書いたり、査読付きの記事を投稿したりすることを優先していたから」、17パーセントが「誰かが自分のした編集を全て差し戻してしまうかもしれないのが問題だと思ったから」と回答している。
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