北朝鮮によるアメリカ人記者拘束
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:21 UTC 版)
「米朝関係」の記事における「北朝鮮によるアメリカ人記者拘束」の解説
詳細は「en:2009 imprisonment of American journalists by North Korea」を参照 2009年3月17日、アメリカ人記者が逮捕されると米朝関係はさらに緊張した。2人の記者はカレントTVのユナ・リーとローラ・リンで、中朝国境で北朝鮮女性の人身売買に関するドキュメンタリー番組を撮影中に北朝鮮領内に入ったところ逮捕されたと思われる。北朝鮮はその後2人の記者を裁判にかけ、国際的な抗議が起こる中、有罪判決を下し、12年の「労働強化刑」を言い渡された。アメリカはこの行為を「似非裁判」であると非難し、2人の記者の解放に向け動き出した。 この試練は8月4日、ビル・クリントン元大統領が2人の記者の解放を求め、「非常に個人的な使命」を帯びて平壌に到着したとき解決した。彼は北朝鮮の金正日総書記にバラク・オバマ大統領からの手紙を手渡したと伝えられている。しかし、ホワイトハウスのロバート・ギブズ報道官はこの主張を否定した。クリントンと金総書記は米朝関係のさまざまな話題について話し合ったと報道されている。8月5日、金総書記は2人の記者の恩赦を公式に表明し、その後2人はクリントンと共にロサンゼルスに帰国した。クリントンの訪朝はアメリカの高級政治家としては2000年以来であり、関係者の賞賛と理解を得たと報道されている。
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